新設校「はこだて未来大学(公立)」



北海道で学ぼう!大学案内

道南エリア

北海道新幹線の開通でますます便利になった道南エリア。道南エリアの大学の多くは函館市にあります。私立大学が多く、ちょっと変わった珍しい名前の大学もあります。

 

大学イメージ1

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はこだて未来大学(公立)
はこだて未来大学(公立)

2000年に開学。学部はシステム情報科学部(複雑系科学科・情報アーキテクチャ学科)のみの単科大学です。ユニークな校名は国公立大学では初の試みでした。
歴史はまだ浅い大学ですが、新分野ともいえるコンピューター工学・情報科学に特化しており、コンピュータープログラミング、ソフトウェア開発、人工知能、認知科学といった分野に興味のある学生さんに適した進学先です。

「人間・社会・環境を幸福にするための情報科学を創り出すこと」を基本理念に、これまでの「機械中心の情報科学」ではなく、「人間・社会・環境を中心にしたコンピューター・情報科学の構築」を目指しています。

新設校らしく、校舎のデザインは斬新です。天井高が20m の大空間で、透明なガラスの間仕切りを多用した校舎本部棟は、建築家山本理顕氏の設計。山本氏はこの校舎で、2002年日本建築学会賞作品賞を受賞しました。近未来的なデザインで自然光が満遍なく差す明るい校舎は、研究に邁進する学生のモチベーションも高まりそうですね。

周辺の自治体が合同で設立した大学のためか、地元からの進学を推進しています。管轄支庁となると檜山・渡島の地域からの学生は、学費が1割ほど安くなる優遇制度があります。

地域に根ざした公立大学という存在を活かして、学生と教員は地域との連携・フィードバックを常に意識した研究・実践を行っています。函館は観光を産業にしている都市のため、観光活性化に結実し、なおかつ日本の技術革新にも結びつくような研究を目指しています。
複雑系知能学科の松原仁教授は、2006年にイカ型ロボット「IKA B O 」を学生と共に開発しました。このプロジェクトには函館高専の生徒も参加し、函館市の魚「イカ」をモデルにした巨大ロボットを作製しました。高さ2.2m、重さ約200kgと大柄ながら、コンピューター制御で駆動する2本の腕が26万超のパターンで動くニューヒーローは、函館市民必修音頭の「函館いか踊り」も見事に踊ります。夏の函館港まつりでは子どもが行列する人気者となっており、函館の新たな観光シンボルとして知られつつあります。

研究は現在も継続し、更なる性能向上を試行錯誤しています。2011(平成23)年春にお目見えした「IKA B O 5号機」と「IKA B O 3号機」は、高さ約1m、重さ約20kgとかなりコンパクトになり、スケルトンボディーや、よりスムーズに動く腕、瞬きをする目、前後に傾く耳など、よりイカらしくなっています。
開発した学生たちのこだわりや情熱が凝縮した新型ロボは、新たな人気者となっています。北海道旅行で会いに行ってみたいですね。

大学には他にも、函館市の観光情報サイト「はこぶら」(www.hakobura.jp)のサイト構築を手がけるなど、研究と実践の距離が短く、ユーザーのレスポンスが直に届く機会が多く用意されています。作成に関わる学生にも大きな励みとなるのではないでしょうか。このような取り組みの結果か、新設校ながら、就職率は何と99%。現代社会に即した人材育成に注力している表れといえそうです。

詳細
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住所
はこだて未来大学

電話番号
0138-34-6444

URL
http://w w w .fun.ac.jp/


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